プロフィール

こんにちは!

断酒の伝道師、ペン丸♂と申します。

1984年生まれの中年独身ペンギン。かつては酒好きな太めのペンギンでした。

20代の学生時代、友達と飲むのが楽しくて飲酒を始めました。「これくらいなら大丈夫」という軽い気持ちでしたが、そのうち一人で飲むことが増えていきました。

私は大学時代からずっと一人暮らしをしていて、夜が本当に長く感じられました。「もう寝たい」と思っても、なかなか眠れない。お酒を飲むと自然と眠りにつけて、すんなり一日を終わらせることができたのです。今思えば、寂しさから逃げるために飲んでいたのかもしれません。そうしているうちに、お酒がないと眠れない体になっていました。

就職して仕事のストレスが溜まってくると、会社帰りに必ずお酒を買う習慣がつきました。休日は昼から飲むようになり、気づいたら完全なアルコール依存症でした。

若い頃は運動も好きで、体型には自信がありましたが、30代半ばで運動しなくなり、その分飲む量が増える一方。体重計に乗ったら100キロを超えていました。

さすがに危機感を感じて、食事制限や運動を試みましたが、全く効果が出ません。「年齢的にもこれが限界なのかな」と諦めていました。外を歩くだけで汗が止まらず、会社に行くのも辛い日々を過ごしていました。

ある日、限界を感じるほど体調が悪くなりました。会社でぼんやりとして、やる気が出ない。座っているのも辛い。「これはまずい」と思い、病院に行くことにしました。

診断は脂肪肝炎。このまま飲み続けると3~4年で肝硬変になり、その後肝臓がんの可能性もあると言われました。不思議なことに、その診断をすんなりと受け入れられました。最近の体調不良の原因が分かり、むしろ安堵した気持ちでした。

その日から断酒を始めました。最初は辛かったですが、「もう二度と飲まない」と決意し、辛いときはノンアルコールビールや炭酸水で気を紛らわせながら続けました。断酒を始めて1ヶ月ほどで、酒を飲まないことがそれほど苦痛でなくなりました。

さらに驚いたことに、そして、2ヶ月で10キロ減量できていました。今まで必死に運動して食事制限しても全く落ちなかった体重が、お酒を止めただけで順調に落ちていったのです。

体調も良くなり、毎朝すっきりと目覚められるようになりました。仕事への集中力も戻り、帰宅後の時間も充実するようになりました。

現在は、この経験を活かして断酒の素晴らしさを広める活動をしています。「お酒のない人生なんて考えられない」と思っていた私だからこそ、お酒に頼らない、より良い生活があることを伝えていきたいと思います。

これが、新しい人生を見つけた私の物語です。